iPhone 18 Proは、A20 Pro内に2つの別々のAIハードウェアを搭載していますが、数値が示されているのはそのうち1つだけです。Appleはデュアル16コアのNeural Engineについて、A19 Proの2倍のAI処理能力としていますが、それと並んで名前が挙げられているNeural Acceleratorsについては、いかなる数値も公表していません。
これが重要なのは、この2つが日常的に同じものとして扱われているからです。AppleはNeural Engineを専用の32コアブロックと説明していますが、Neural Acceleratorsはチップの別の部分に組み込まれたハードウェアであり、Apple自身のページでもどの部分なのかが一致していません。
A20 ProのAIハードウェアに関する主な事実
| 項目 | Appleが公表している内容 |
|---|---|
| Neural Engine | デュアル16コア、合計32コア |
| Neural Engineに関する主張 | A19 Proの2倍のAI処理能力 |
| Neural Accelerators | A20 Proで名前が挙げられているが、性能数値は非公表 |
| アクセラレータの搭載箇所 | プレスリリースでは6コアCPU、技術仕様では7コアGPUと併記 |
| GPUに関する主張 | 7コア、A19 Proより最大40%高速 |
| メモリ帯域幅 | A19 Proより50%向上 |
| レイトレーシング | ハードウェアアクセラレーション対応、技術仕様ページに記載 |
| テスト条件 | これらの主張についてはいずれも非公表 |
Appleが説明するNeural Acceleratorとは
Appleの説明は簡潔です。A20 ProにはNeural Acceleratorsが搭載されており、それは独立したブロックではなく統合されたもので、コア数と同じ文の中でチップの特徴として挙げられています。
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Appleは、それらのスループット数値も、数も、Neural Engineではなくアクセラレータを使用するタスクの具体例も公表していません。この用語も新しいものではありません。Appleの比較ページにはすでに、iPhone 17のA19にNeural Acceleratorsが記載されており、これは初登場ではなく第2世代の説明ということになります。
Apple自身のページでの搭載位置
Appleの9月9日のプレスリリースでは、統合されたNeural Acceleratorsを備えた6コアCPUと説明されています。一方、AppleのiPhone 18 Pro技術仕様とiPhone比較ページでは、Neural Acceleratorsを備えた7コアGPUとして記載されています。
Appleはブロック図を公開しておらず、2つの説明を整合させる声明も出していません。そのため、ここではAppleが書いたとおりに両方をそのまま引用しています。アクセラレータが何を高速化するのかを理解しようとしている人は、同じ企業による2つの異なる説明を読むことになります。
数値が示されているブロックはNeural Engine
Appleが実際に公表している数値はNeural Engineに関するもので、その比較対象も明示されています。A20 Proにはデュアル16コアのNeural Engine、合計32コアが搭載されており、Appleはこれを昨年のiPhone 17 Proに搭載されたA19 Proの2倍のAI処理能力と説明しています。
| Appleの主張 | Appleが挙げた比較対象 | Appleが省略していること |
|---|---|---|
| デュアル16コアNeural Engine、AI処理能力が2倍 | A19 Pro | 単位、モデル、ワークロード、時間 |
| 7コアGPUは最大40%高速 | A19 Pro | ゲームまたはタスク、設定、周囲温度 |
| メモリ帯域幅が50%向上 | A19 Pro | いずれの世代でも帯域幅の数値そのもの |
| Neural Accelerators | 記載なし | 一切の性能値 |
これらは社内での世代間比較です。Appleはこれらについてテスト条件を公開していないため、どれもベンチマークではなく、テストアプリのスコアと比較することもできません。
iOS 27で変わること
Apple IntelligenceはオンデバイスおよびPrivate Cloud Computeで動作し、iOS 27は9月14日(月)に提供開始され、無料アップデートとして提供されます。Apple自身のデバイス一覧を見ると、最新シリコンによる制限がほとんどないことが分かります。完全なApple IntelligenceはiPhone 15 Pro以降を対象としており、Appleが高度なオンデバイスモデルと説明する上位ティアにはA19 Pro搭載機種とA20 Pro搭載機種の両方が含まれます。
つまり、現時点ではA20 ProのAIハードウェアが機能の制限要因になっているわけではありません。iPhone Duoも同じチップと同じ説明のアクセラレータを搭載しており、Appleはそのどちらかを必要とする機能を公開していません。
Appleが明らかにしていないこと
AppleはNeural Acceleratorsの数、スループット値、Neural Engineの1秒あたりの演算回数、あるいは2つのブロックのどちらが特定のApple Intelligenceリクエストを処理するのかを公開していません。CPUとGPUの説明の整合性も取られておらず、A20 Proに関するいかなる主張についてもテスト条件は公開されていません。当サイトのA20 Pro解説記事では、公式に確認できる内容をまとめています。
iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxの予約注文は、本日9月12日(土)午前5時(PT、UTCでは12:00)に開始され、店頭発売は9月18日(金)です。これは、Apple Intelligenceが9月14日(月)にiOS 27で提供されてから2日後になります。
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